「カガリさん、今日の放課後どこかに行きません?」
「え?」
ラクスはお昼休みそう言ってカガリに話しかけた。

この忙しいときに?
そうは思ったがラクスがそれを考えずして自分を誘うわけがないのは分かっている。
「何か大事な用か?」
「はい。文化祭で喫茶店をやるときの服を見に行こうと思いまして」
なるほど。
「いいぞ」
カガリはそう答えると先生に呼ばれ席を立つ。


「・・ラクス・・ありがとう・・」
声をかけたのはキラ。
「・・・私は何も聞かなくて宜しいのですね?」
「うん。僕とアスランでちょっと調べてみるから・・・」
喫茶店で着る服はすでに用意してある。

「・・・ね、アスラン・・・」
アスランは難しい顔のまま軽く頷く。

どうしてカガリは話してくれないのだろう・・・
それほどまでに大きな悩みなのだろうか?
俺には解決できないほどの・・・

そう思うと自分の小ささが悔しくなる。
カガリの全てを支えられる人間になりたい。
どんなことでも話してもらえるような・・・

「大丈夫だよ・・できることをしよう?」
キラはそっとアスランの肩に手をかける。
「・・ああ・・・」



放課後、アスランとキラはラクスとカガリが楽しそうに学校を出て行く姿を見送ると職員室へと向かった。

「俺じゃないぜ?」
フラガ先生は手を振りながら否定する。

「私じゃないわねぇ・・どうしたの?カガリさん?」
「あ・・いえ・・」
マリュー先生も知らない。

2人は昨日カガリを車に乗せた人物を探していた。
1人1人聞いていくが、乗せた人物もそれを知っている人物もいない。


「ああ・・ユラか・・・」
「え!?知ってるんですか!?」
バルドフェルド先生に声をかけると反応が今までと違った。
「先生が乗せたんですか!?」
アスランは食いつくように聞き返す。

バルドフェルドは1口コーヒーを口に含む。

「僕じゃあないよ。昨日、サクラ学園からユウナ・ロマ先生が来ててな、その人と一緒にいるのを見たが・・」

ユウナ・ロマ!?

アスランとキラは顔を見合わせる。
その名前は体育祭のときカガリから聞いたことのある名前だった。



輝く星〜疑惑と救い〜




「シン!!!」
ものすごい勢いで生徒会室の扉が開く。

「・・なんですか?」
シンはむっとしていた。
それもそのはず、本日の生徒会業務はシンが1人でしていたのだ。
オレだってカガリが心配なんだ。
なんで1人でここにいないといけないんだよ・・・
そう思ってるところに現れた2人。

「ユウナ・ロマ。お前は会ったんだよな!?」
「はぁ?」
アスランは入ってきた勢いのままシンに聞く。
シンは何のことかわからず言葉を返したが、アスランは
「ユウナ・ロマだ!体育祭のとき!」
早く思い出せとばかりに詰め寄った。

「・・・・ああ・・・・」
体育祭というところでシンはアイツのことかと思い出す。
気持ち悪い奴。
カガリにべたべたしやがって・・っ
そのときのことを思い出すとシンは頭がカッとなるのを感じた。

「カガリと何話してた!?」
「・・どうしたんですか?それがカガリと何か・・・?」
「いいから!」
キラまでもがすごい剣幕だ。

「えっと・・・」
どうだったかな・・
シンは記憶を辿るに思い出す。

「確か・・・サクラ学園の先生で紫の髪でもみあげで・・・・・そう・・・カガリのお父さんに世話になったって
だから今度うちに遊びに来いって言ってた!」

「「!?」」
符合する
小さな引っ掛かり。

カガリの小さな異変に気づいたのはカガリが遅く帰ってきた日の後だった。
友達とご飯を食べてきたといっていたがその相手がユウナ・ロマだとしたら?
そこで何かあったとしたら?

アスランの表情がどんどん確信めいたものになっていく。

「サクラ学園・・・」
そう言ったアスランの瞳には怒りが込められていた。



「むりだろ・・これ・・・」
カガリはラクスの差し出した服をみて青ざめている。
黒地に・・フリル・・・
どう着るのかもよく分からないような服だった。
だが、ラクスはこれで決定ですわと言わんばかりの顔をして服を差し出していた。
「せっかくですもの。普段着れないような服を着たほうがいいでしょう?」
ラクスはそう言いながらレジへと向かう。
止めようかとも思ったが言ったところで無駄な気がしたのでその姿を見ていた。

レジでは店員が服を綺麗にたたんでいる。
カガリは暇だと店の外に目をやる。
人が行きかう街。
私はこんなに普通に過ごしているのに・・・どこも変わりなく過ごしているのに・・・

友達といるときは何事もない。
でも、1人になると・・・・

「うっっ・・・」
カガリは吐き気がして口元を押さえる。
脳裏に浮かんだのは黒い人影。
顔も思い出せない・・・
何を言われても俯くだけの私・・・。

「カガリさん?」
後ろから声をかけられ、カガリはすぐに笑顔を作り振り向く。
「ラクス、次はキラたちのか?」
「・・・・・・ええ・・・」
ラクスは少し小さな声でカガリに返した。




ステラがよく青空学園に来れるはずだ。
サクラ学園と青空学園はそう遠くない。

アスランとキラはサクラ学園の前に立っていた。


「ステラ・・居残り嫌い・・・」
教室でシャーペンを片手に呟く少女。
「仕方ないだろ?ステラがテスト破いたんだから」
数学の時間小テストをやったのだが、ステラは意味の分からない数字が並んでいるのを見て
「いや」
と呟くと、用紙をびりっと破いたのだ。
その代償が補習。
補習ですんだだけマシだ。

「ってか早く帰ろうぜー!」
アウルは面倒とばかりに言う。
「もう少し待ってやれよ」
「スティングが変わりにやってやれよ。すぐすむじゃん」
「そんなことしたらばれるだろ?」
「でもそれじゃあいつまでたっても帰れないし」
アウルはガラッと窓を開けると大きく外の空気を吸い込んだ。

「あー天気いい!!」
と、正門前にいる見慣れない制服に気がつく。
ん?なんだっけ・・あれ?
どっかで見た制服・・・

「ああ!青空学園の奴だ」

「シン!?」
ステラは椅子を蹴倒し窓に向かった。

窓から外を覗き込むとそこにはシンではなく・・・

「・・見たことある・・・シンと一緒・・・」
ステラは寂しそうに言う。

「ああ・・あのときの奴か・・でもなんでこんなところに・・」
アウルは体育祭でステラといた人物を思い出し重ねる。

「ステラ・・・行ってみる・・」
「ステラ!?」
スティングが声をかける間もなくステラは教室を後にしていた。
「ったく・・」
そう言いながらアウルとスティングはステラを追いかけていく。




「職員室かな・・?」
「そうだな・・」
「・・・アスラン・・落ち着いてよ?」
「・・・分ってる・・・」

怒ってるわけじゃない。
カガリが言わないのはそれなりのことがあるからだろう。
それを責めるつもりはない・・・
ただ・・言ってもらえない自分が悔しいだけだ。
きっとカガリを守るためには何かが足りない。
その足りないものが分からない俺自身に腹が立つ。

『アスラン』
カガリの笑顔が思い出される。
あの笑顔・・・どのくらい見てないだろう・・・
アスランはぎゅっと拳を握り、真っ直ぐ前を見る。
「・・・・あれ・・・?」
キラは前方から来る何かに気がつく。
人影・・・あれは・・・
「ステラ?」

「ついた!」
ステラは2人の前まで来るとぴたりと止まった。
「ステラ・・」
アスランもとりあえずその名を呼ぶ。
どうしたんだ?と聞こうかと思ったが、俺たちのほうが聞かれる立場だ。

「シンは?いないの?」
ステラはきょろきょろと辺りを見回す。
「ごめんね。いないんだ」
「そっか・・・」

「ステラ、ユウナ・ロマって知ってるか?」
アスランはつまらなさそうに後ろで手を組むステラに聞く。
「ユウナ・ロマ?」
カクンと首をかしげた。
・・無理か・・・
ステラの性格からして知らない確率が高いだろう。

「ユウナ・ロマって先生だろ?」
追いついたアウルが横から出てくる。
「あ・・・・はい・・・」
キラは顔見知りと言うほどではないため、敬語で返す。

「今なら理科の実験室にいるんじゃないか?」
スティングは指で1つの教室を差す。
その部屋はカーテンが閉められていた。

「ユウナは理科の先生なのか?」
「いや、数学の先生だけど」
「変な実験とか好きなんだよな」
キモイ奴・・・とアウルは苦笑する。

「ありがとう」
アスランは睨むようにしてアウルの差した教室を見ると校舎へ向かっていく。
「あ・・・ごめんね」 キラもそれに続いた。



アスランとキラは静かな廊下を歩いていく。
足音は辺りに響いていた。
見えたのは理科実験室の文字。
アスランはそれすらも睨みつけていた。

「・・アスラン・・」
「・・・何かあったか聞くだけだ・・」
さすがに他校の先生と喧嘩になったとなれば簡単にはすまない。
キラのときとは違うのだ。
しかし、聞くだけだといったアスランの表情は変わらず怒りに満ちていた。

コンコン
ノックをしたのはキラ。

「はーい」
中から聞こえたのは粘着質な男の声。
近づいてくる足音も聞こえないと言うことは中に入って来いということなのだろうとキラはゆっくりと扉を開ける。

薄暗いそこには人物の影が見えた。
机の上で何かしているのかいろいろな機材が置いてある。
「失礼します」
「・・なんだい?」
男はキラに背を向けたまま話す。
「・・ユウナ・ロマ先生ですか?」

妙な聞き方にユウナはゆっくりと振り返る。
そこにいる人物を見るとにっと笑った。

キラも・・アスランもそれにはイラつきを感じる。

「知ってるよ、君たちの事は」
ユウナは手に持っていた機材を置くと2人に少しだけ近づく。
「・・知ってる?」

「キラ・ヤマト、アスラン・ザラだろう?」
「・・・・・・」
アスランはユウナを睨みつける。
「カガリから聞いたよ。キラ君はカガリのきょうだいなんだってね」
ビクッとキラの体が震える。

何で・・知ってるんだ?
カガリとのことは・・・ほとんどの人が知らないこと・・知っているのは身内と・・・アスラン、ラクスぐらいだ。
カガリはそんなこと気軽に言うような子じゃない・・

「本当にカガリから聞いたんですか?」
「本当さ。この間もうちに来ていろいろ話したんだよ」

「・・やっぱり・・・」
カガリはユウナの家に行っていたのだ。
僕達に秘密で。

「で・・何か用かい?」
そうだ。今はそんなことを気にしている場合ではない。
キラは頭を切り替えユウナに向き直る。

「カガリがお邪魔したとき・・あなたはカガリに何か言いませんでしたか?」
「何か?」
ユウナは相変わらずへらへらとしている。
「カガリが悩むようなことです」
キラはそんな表情にイラつきながらもなんとか冷静に問う。

コトン・・
ユウナはテーブルにあるフラスコをいじるように持ち上げる。
「言わないよ」
ユウナの視線はフラスコに向いている。
「悩みを相談されてね。でも、それ以上は言えない。カガリはそれを望んでないだろうし」
窓ガラスには体を震わせるキラとただ、そこに立つアスランが映っている。
薄暗い部屋の中、ユウナの声が体にまとわりつくように聞こえてくる。

「無理に聞いたんじゃないよ。カガリは僕になら話せるって言うから聞いてあげたんだ」
キラは返す言葉が見つからないのか悔しそうに手を握り締める。
カガリが言いたくないと言うのが真実ならこれ以上は聞けない。
だが、こいつの言うことが真実かは分からない・・・

「・・・・何かたくらんでるのか?」

今まで黙っていたアスランの声が教室へと響いた。
アスランは一歩前に出ると威圧するようにユウナを見る。
「なんだいそれ?」
一瞬、ユウナの笑みは崩れた。
それは本当に刹那。
しかしアスランはそれを見逃さない。

「カガリは僕を頼ってきたんだよ。嫉妬心を僕に向けないでくれるかな」
ユウナはアスランの視線に負けじと鋭い瞳で睨みつける。

これ以上聞いても無駄か・・・
アスランはそう考えるとキラに目配せをする。
キラは「え?」と言う顔をしながらもアスランについて教室を出た。
出る間際、
「カガリは・・渡さない・・」
アスランはそう呟いた。

パタンと閉まったドアを見て、ユウナは表情を一変させる。

「・・・思ったより・・するどいな・・」
その顔は苛立ちを込めながらも自信ありげな笑みを漏らしていた。

そして手に取ったのは携帯電話。
「あ・・君か?また頼んでいいかな・・・お金はちゃんと払うから」




「アスラン・・いいの?」
足早に歩くアスランを追うようにキラは歩く。
「・・これ以上聞いても無駄だ」
だが、やはり奴が関係あるのは間違いなさそうだ・・
なんなんだ?
カガリとアイツの関係は・・・
父親が世話になった・・・
会社関係と考えるのが普通だよな・・・

「父親・・・・」
アスランは呟く。
「カガリの父親?」
「キラは何か知ってるか?」
「何度か会ったことはあるよ。すごくいい人だった。優しくて・・・本当にカガリを大事にしてたよ」

アスランは顔が緩むのを感じた。
カガリが父に甘える姿、うれしそうに遊んでいる姿を想像したからだ。
今は懐かしくも感じるカガリの笑顔・・・
「カガリのお母さんに会えるかな?」
「え!?」
キラが驚くのも無理はない。
カガリに内緒でカガリのお母さんに会うのはなかなか勇気がいることだ。

「カガリが誰にも言えず苦しんでいるならそれを何とかして助けたい」
キラはアスランのその瞳の熱さを感じ、分かったと頷いた。




カガリとラクスは買い物を終え、喫茶店に入っていた。
「良かったですわね。いいのが見つかって」
「そうだな」
ちょっと、いやかなり恥ずかしいんだけど・・・
カガリは袋に入った服を渋い顔で見つめる。

「あら・・もうこんな時間ですわね」
ラクスは腕時計を見ると時間を確認する。

「じゃあそろそろ帰るか、あ・・送っていこうか?」
ラクスはまぁ・・っと顔を緩ませると
「今なら暗くなる前に帰れますし、逆方向でしょ。私達」
と笑みを漏らす。
「そうか?」
「はい。大丈夫ですわ」

2人は店を出ると手を振り合い、別々の方向へと向かった。

辺りはまだ明るい。
カガリは袋を手に家へと急いだ。

楽しかったな・・・
こんなに楽しいのに・・・どうして嫌なことが頭を占領するんだろう・・・
ラクスとおしゃべりしている間もチラつく思い出したくない・・・恐怖。

「ドレスは何とかなったけど・・・」
これからどうなるんだろう・・・
誰に相談してもアスランに言わないとって言うだろうな・・・
だけど・・・・

「寄り道なんかしちゃっていいのかしら」

ゾクッとした。
怖い・・・嫌だ・・・

後ろから聞こえる女の子の声。
その声は体を凍らせる力があった。
カガリは買ったばかりの服が入っている袋をぎゅっと握り締める。

これだけは守りたい・・
もうあんな思いはしたくない!!

カガリはきつく瞳を閉じると走り出した。

「あ!逃げるわよ!!」
その声は1人でない証。

何人いるのだろう・・・
カガリに更なる恐怖が襲う。

後ろからは女子の声が追いかけてくる。

「はぁ・・はぁ・・・っ」
追いつかれまいとカガリは走る。
舗装された道からそれるようにカガリはただ走る。
運動神経がいいことが幸いしてかその声はどんどんと遠くなっていく。

ああ・・良かった!!
カガリがほっとしたそのとき、

「男に敵うわけないだろ」

耳元で聞こえた声。
カガリは瞳を瞬時にそちらに向ける。

おと・・・・こ・・・・・

なんでなのか分らなかった。
どうしてそこまで私のことが憎いのかも分からない。
アスランが好きならアスランにその想いをぶつければいいのに・・・
私にこんなことをしても何にもならないっっ

「ひゃっっ」
カガリは足が絡み体がぐらつく、と勢い良く地面に叩きつけられた。

ドシャァァァッ
「いっつ・・・・」
体も顔もジンジンする。
カガリは体を起こすことも出来ず激痛に耐える。
その手には握り締めたままの紙袋。

「オルガ、さっさとやっちゃって」

どうし・・よう・・・
ここまで来ると叫んで誰かに助けを求めた方がいい気がする。
殺されるほどの恐怖。

カガリは顔を上げることも出来ない。
ややあって、助けを呼ぼうと声を出そうと口を開く・・・・

「・・・っっっ」

出ない!!!
なんでだ・・?
開いた口からは恐怖の声も、助けよ呼ぶ声も、跳ね返す声も・・何も出てこなかった。

早く誰かに・・・誰か・・・
焦るものの口を開いても言葉が出てこない。
頭では出そうとするが口はそれを拒否する。

「何?ボコボコにすればいいのか?」
「好きにして、とにかく自分の立場を分からせてあげないとね」

嫌だ・・・怖い・・・
頭上から聞こえてくる声にカガリは体を震わせる。

声を出すことも出来ない・・・・・

助けて・・・

誰か・・・

アスラン!!!!!




「何してるんだい?」

アスラン!?
カガリは体を震わせる。
しかし、今の声は・・・・

「行くわよ!!」
「こんな奴オレが」
「いいから!!」

声が遠ざかっていく・・・・・
カガリは震えの止まらないままその足音を聞いていた。



「大丈夫かい?」
「・・・・・・」
ユウナ・・?
カガリは俯いたままその声の主を考える。

そうだよな・・・アスランじゃない・・・よな・・・

心のどこかで思ったのかもしれない。
アスランだったらなら。
ここでアスランが来てくれたらもう隠す必要なんてなくなるんだ。
楽になれる・・・

「ふっっ・・・・・」

悔しい・・・!!
結局アスランに頼って・・・迷惑かけることを考えてた・・・・。
これは私の問題なのにっっ

「ひ・・っく・・・・うぅ・・・」
倒れたままカガリは涙を零す。

「カガリ、僕が助けてあげるから・・・ね」
ユウナは倒れているカガリを覗き込む。
その声はとても優しい音色。
今のカガリはその優しさに頼るしかなかった。

「辛い・・のは嫌だ・・・」

「大丈夫だよ。君とアスラン君が幸せになるために僕が協力してあげるから」

カガリは手に握られたままの紙袋を見つめる。
そしてそっと瞳を閉じた。
いくつもの雫は葉に零れ落ち小さく光っていた。






あとがき
いってーなこりゃ。
私はカガリ泣かせてばっかりですねぇ・・・
最後はハッピーエンドとはいえ、かなり泣いてますね〜。
この後はどうなることやら・・・ああ・・カガリたん・・・。。